MRI装置

2019年より1.5テスラMRI装置を導入しています

GE社製 SIGNA Creator

従来のMRI装置は約20~30分の検査時間を要していましたが、新しい1.5テスラMRI装置は高速撮影が可能になり半分以下の約7分で検査が出来るようになりました。検査の負担軽減や待ち時間の短縮になるメリットがあります。
狭い所が苦手な方も短時間撮影により最短5分で検査が可能です。ご家族の方に付き添ってもらい検査中そばにいてもらう事もできますので、不安がある方やお子様等も安心して検査が受けられます。

MRI検査の特長は、強い磁石と特殊な電波の力により検査を行っており、CTやレントゲンと違い放射線の被曝がない検査装置です。1.5テスラMRI装置は画像精度も向上し、より鮮明に脳の病気「脳梗塞・脳出血・くも膜下出血・脳腫瘍等」や脳の微小出血を見つける事にも役立ちます。
又、造影剤を使用せずに脳や頚部の血管を立体画像で写し出し、くも膜下出血の原因になる「脳動脈瘤」や、脳梗塞の原因になる「脳動静脈奇形・脳動脈硬化や狭窄・内頚動脈狭窄」の有無等を調べる事にも役立ちます。

頭痛・めまい・ふらつき・しびれ・麻痺・呂律難・短期的な物忘れ・いつもと違う感覚や体の変化等は、「脳の病気」による症状の可能性があるため、症状がある方は一度脳のMRI検査を受けることをお勧めします。
早期発見・早期治療をする事が重要で、重篤な状態になるのを防ぎ、麻痺等の後遺症を残さない事にも繋がります。

初診の方も当日で「 診察・MRI検査・結果説明 」まで行います。

MRI検査前の確認事項

強い磁石と特殊な電波の力により検査を行うため、次のチェックが必要です。

次の方は検査を行えません
  • 手術等で体内へ磁性体金属の挿入
  • 心臓ペースメーカー挿入
  • 血管ステント留置(術後8週以内)
  • 心臓弁置換手術(機械弁挿入)
  • 脳動脈クリップ(チタン製以外)
  • 人工内耳
  • 金属の義眼
  • 目に微細な金属片の挿入(又は可能性がある)
  • 磁石で着脱する入れ歯
  • 磁石式インプラント
  • 妊娠12週以内(又は妊娠の可能性がある)

磁性体ではない金属の挿入がある方は検査を受けることが出来る場合もありますので、事前に主治医又は手術を受けた医療機関へご確認をお願い致します。

次の方は検査を受けられない可能性があります
  • 入れ墨(タトゥー)
  • アートメイク(眉墨)
  • 濃い化粧(マスカラ・アイライン・アイシャドウ)
  • リフトアップで金の糸使用
  • 髪染めパウダー使用

MRI検査の流れ

  • ①お持ちのカバン、携帯電話、鍵、財布等は更衣室のロッカーへ収納します。
  • ②更衣室にて金属類のある衣服等を着用の方は、専用着へ着替えます。
  • ③身に着けている金属類等を全て外します。(ピアス、ネックレス、ヘアピン、ウイッグ、眼鏡、カラーコンタクト、腕時計、指輪、ブレスレット、補聴器、入れ歯、湿布、ニコチンシール、ニトロダーム貼付薬、カイロ、ピップエレキバン、ヒートテック等)
  • ④検査準備が出来ましたら、呼ばれるまでMRI待合室のソファーにかけてお待ちください。
  • ⑤呼ばれましたら技師へロッカーの鍵を預け、指示に従いMRI室へ入り、検査台へ仰向けに寝ます。
  • ⑥技師により耳栓又はヘッドフォンを装着し、頭を固定します。手にブザーを持ちます。
  • ⑦検査台をMRI装置へスライドさせ検査が始まります。
    (検査時間約7分間は頭、体を動かさないようにします。動くと画像が乱れる事があります)
  • ⑧検査中は大きな音(コンコンガンガン)がします。苦痛等何かありましたらお手持ちのブザーを押したり、操作室の技師とマイクが繋がってるので会話することができます。
  • ⑨検査終了後はロッカーの鍵を受け取り、着替えをしたら、待合ロビーでお待ちください。
    (結果説明を行います)

ページTOPへ